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指標と評価を再確認!最適な動画施策を!

指標と評価を再確認!最適な動画施策を!

2022.09.21 2021.06.21

指標と評価を再確認!最適な動画施策を!

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自社WEBサイト内に商品動画を掲載する場合でも、SNS等に動画広告を作成する場合でも、動画を使った施策を検討する際には何かしらの効果を期待されるかと思います。しかし、実際に作成する段階になると「この会社のようなイメージを出したい」「商品が際立つ動画を作りたい」など、決裁者や現場社員などの意向が反映され、いつの間にか当初検討していた主旨から逸れてしまったりする事例はよく見られます。あるいは非常に良い仕上がりの動画が出来たが売上が上がらない、問合せが来ないといった悩みを抱えていらっしゃる事例も多いようです。

こういったことを防ぐために、動画施策を実行する前に必ずしておくべきことがあります。それが動画の指標を決めておくこと、そして動画に対する評価を行うことです。しかし実際にどんな手順で指標をきめていけば良いか、評価をする基準をどのように決めれば良いか等、判断に迷うことも多いのではないでしょうか。そこで今回は3つのポイントから、動画施策における指標の考え方と評価についてお伝えします。

目的・ゴールを設定する

動画施策を検討する際の第一歩は動画によって達成したい目的を明確にすることです。具体的な目標を数字に落とし込むために必須の内容でもあり、明文化することで社員の意識を統一する意味でも重要だからです。ビジネスで動画を活用する目的は大きくは認知の拡大か、購入促進のいずれかになるかと思います。

認知拡大:自社、商品・サービスをステークホルダーに知ってもらうこと、そこから見込み顧客の集客や自社ブランディングに繋げていくことが認知拡大の狙いです。
購入促進:動画を見て視聴者に商品の購入やお問い合わせといった具体的なアクション(コンバージョン)を促すことです。

目的に応じたKPIを設定する

目的がはっきりしたところで、目標を定義していきます。ここで重要なのは、目標は必ず具体的な数字に落とし込むことです。目標を示す指標にはKGI、KPIが用いられることが多いです。それぞれ解説しますね。

KGI(Key Goal Indicator)

目標を達成したかを計測するための指標です。誰でも公平に判断できるよう、KGIは時期と具体的な数値を使って設定します。例えば「6ヵ月以内に商品購入リピート率を20%から30%にアップさせる」。

KPI(Key Performance Indicator)

KGIを達成する過程を見るための指標です。KGI達成に向けてどのような方法が取れるかを可能な範囲で網羅的に考えて挙げだしていきます。動画の視聴回数率やユニークユーザー数などをKPIとして設定すればKGIを達成するための中間目標として機能し、今から何をすべきか、具体的な施策を考えやすくなります。

関連リンク:KPIを駆使した動画マーケティングのポイントとは
ここで、KPIやKGIは前述の目的を何にするかで内容は変わってきます。認知拡大を動画作成の目的とするならば、目標であるKGIはより多くの人に動画を見てもらうという観点から「6ヵ月後までに月間視聴回数●●回を達成する」という設定ができます。またKPIは「動画チャンネルへの登録者数を▲▲人獲得する」「毎月2本の新規動画をアップする」など設定できます。

KPIの指標と活用法

ここで動画作成におけるKPIの指標として使いやすいものをご紹介します。動画を通じて認知拡大を狙う場合にはまず視聴回数がKPIとして挙げられます。利用者が動画を視聴・再生した回数でシンプルに分かりやすい指標と言えます。他にはユニーク視聴者数を計測して実際に動画を視聴した実人数を計測し、どのくらい動画が広く利用者に視聴されているかを把握できます。

一方で動画の目的が売上・コンバージョンアップであれば動画内や、動画からリンクするランディングページ内の問い合わせ件数、会員登録数、商品販売個数などのコンバージョンが分かりやすいでしょう。設定したこれらのKPIは分析ツールを使って数値を記録し、施策の評価を継続するようにしましょう。動画を作成して終わりではなく、KPIに設定した数値が目標と比べて高いのか低いのか、それはなぜそうなったのか、チーム内で共有・議論するよう意識していくことで、目的達成へのヒントが見えてきます。すぐに目に見える成果とはならなくても、小さいPDCAサイクルを回し続けていくことが、よりビジネスに貢献する動画を送り出す秘訣とも言えます。

分析ツールを活用する

PDCAサイクルを回すための現状把握および評価に欠かせないのが動画分析ツールです。動画の効果分析ツールとしてはYouTubeアナリティクス、Googleアナリティクスやページインサイト(Facebook)が使えますので是非利用してみてください。

ここでは代表的なツールであるYouTubeアナリティクスについて、概要と最低限抑えておきたいポイントをご案内します。YouTubeアナリティクスはYouTubeチャンネルを開設すれば無料で利用できる分析ツールです。公開した動画個別のデータだけでなくチャンネル全体のデータ(登録者数、視聴回数、再生時間、リアルタイム視聴回数、人気の動画)も把握できます。最初は概要タブからこれらの基本情報を確認することから始めましょう。

コンテンツタブでは各動画の個別の情報が確認できます。視聴者維持率は動画が全体の尺のどのあたりまで見られているかを把握できる重要な指標です。またチェンネル登録数から、視聴者がどのくらいその動画に関心を持ったかの目安を知ることができます。視聴者タブからは動画がアクセスされている時間帯や年齢・性別、地域なども把握できます。現在どんな方がいつ、どの動画を見ているかを把握することでニーズを確認し、より視聴者の意向に沿ったコンテンツ作成が行えます。
上記以外の機能として、動画にいかに流入してもらうかを把握するための指標も用意されています。

・顧客流入チャネル:視聴者がどの経路から動画にたどり着いたかを外部サイト、関連動画、再生リスト、Youtube検索の軸で把握できる
サムネイルクリック率:視聴者にとって魅力的な訴求を行いコンテンツに誘導するために必ず見ておきたい指標

以上のようにYoutubeアナリティクスには無料とは思えないほど多くの機能があり、多角的に自社動画の分析・評価を行うことができます。まずは上記の最低限抑えておきたいポイントを通じて操作に慣れることから始めてみてはいかがでしょうか。

まとめ

この記事では動画施策における指標と評価についてご紹介しました。視聴者にとってより魅力的な動画を作成し目的を達成するためには明確な指標とそれを継続的に評価し改善していく仕組みづくりが欠かせません。今回ご紹介したポイントも参考にしていただき、自社での動画の活用、改善に活かしてください。

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