さまざまなプロジェクトがクラウドファンディングとして登場していますが、その上で動画は有効的にアピールできる手段です。ただ、本当に活用できるのか不安な方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、クラウドファンディングで動画を活用する利点や制作する上でのポイントなどを紹介します。気になる方はぜひ最後まで読んでみてください。
クラウドファンディングで動画を活用する利点とは?
クラウドファンディングで動画を活用する利点としては、主に4つ挙げられます。それは一体どのようなものなのでしょうか。
短時間でさまざまな情報を伝えられる
クラウドファンディングのページ上に動画を埋め込むことで、訪れた方が短時間でさまざまな情報を把握できます。仮に文章の場合、読む時間がかかってしまうため、短時間で伝えたいことを把握するのは難しいでしょう。一方で画像は、文章よりも簡単に内容を把握できるとはいえ、伝えられる情報量が限られています。
動画は、文章と動画の欠点をカバーした存在です。文章ほど情報を把握するまでの時間がかからない上に、画像ほど情報量の制限が設けられているわけではありません。そのため、動画を活用することで短い時間でもプロジェクトの内容をしっかりと伝えられます。
視聴者の感情に訴えかけられる
なにかPRする上では、視聴者の感情を動かすことが重要です。感情を動かすことでプロジェクトへの興味を持ってもらい、支援してもらいたくなるでしょう。その意味でも動画の活用が有効的です。
SNSとの相性がいい
動画は
SNSと組み合わせることで、拡散してもらいやすくなります。徐々に広がっていけば、その分多くの人に視聴してもらえるため、さらに支援してもらいやすくなるでしょう。
動画を投稿できるSNSは、
Twitterや
Instagram、
Facebookなどさまざまあります。だからこそ、
SNSとの連携を考えているのであれば、それぞれの特徴を把握した上で選ぶのがおすすめです。
例として20代をターゲットにしているならば、若い人が多く利用している
Instagramや
TikTokなどがいいでしょう。
外国向けとしても活用できる
動画次第では、外国へのアピールもできます。
テロップが無くても分かるような内容にしたり、外国語の字幕を用意したりすることで、日本語が分からない方でもどのようなプロジェクトなのか把握できます。
クラウドファンディングでの動画活用事例
クラウドファンディングでも動画が活用できるとはいっても、実際の様子が知りたい方もいることでしょう。そこで。、クラウドファンディングでの動画活用事例をいくつか選んで紹介します。
The KOPI mug
「The KOPI mug」は次世代マグカップとして登場した製品であり、動画で実際の使い方や特徴などを紹介。これにより、視聴者は日常生活で取り入れた際のイメージが想像しやすくなっています。
その上、動画には日本語字幕がつけられています。このおかげで英語が分からない方でも視聴することが可能。日本人でも「The KOPI mug」への興味を持ってもらえるようにしています。
Qrio Smart Lock
「Qrio Smart Lock」の動画は、プロジェクトへの想いが感じられるような作品となっています。動画自体は1分30秒ほどで短いですが、さまざまな開発メンバーが「Qrio Smart Lock」の機能性や想いを紹介。どのような製品なのか伝えつつ、視聴者の感情を動かすという2つの目的が組み合わさっています。
東京都
上記とは違った例ですが、こちらの動画では東京都によるクラウドファンディングへの補助事業を紹介しています。実際に利用した方のストーリーを紹介することで、クラウドファンディングに行うかどうか悩んでいる人を後押し。イラストでの説明も取り入れることで、どのようなシステムなのか分かりやすく伝えているところも特徴的な動画です。
クラウドファンディング向け動画を制作する上でのポイント
クラウドファンディング向けの動画は、なんとなくで作れるものではありません。いくつかのポイントを知っておくことで、動画を効果的に活用できます。
そこでこの項目では、クラウドファンディング向け動画を制作する上でのポイントを 6つ紹介します。
ターゲットを明確に決める
動画を制作する前に、どのような人に届けたいのかターゲットを決めましょう。ターゲットといっても、年齢や性別だけでは足りません。日頃から困っていることや職業などまで具体的にターゲットを決めることで、動画の内容や伝え方などが決めやすくなります。
短くまとめる
プロジェクトへの熱意があると、ついついさまざまなことを動画の中に詰め込みたくなるかもしれません。しかし、それで動画の時間が長くなってしまうと、途中で視聴をやめてしまう可能性があります。
そのため、クラウドファンディング向けの動画を制作する際は短くまとめるようにしましょう。サクッと視聴できる動画にすることで、視聴者の途中離脱を防げます。
冒頭の演出にはこだわろう
視聴者の離脱を防ぐためにも、動画を短くまとめるだけではなく、冒頭の演出にもこだわることが大切です。例えば、出だしからインパクトが強い演出をすることで、視聴者の興味を引けます。
もちろん、冒頭の演出にはさまざまな表現方法があります。具体的には、耳に残るようなメロディで商品を紹介したり、急にキャッチコピーが飛び出してきたりなど。プロジェクトの特徴や狙うターゲットのことを踏まえた上で、冒頭の演出を考えてみましょう。
主催者も出演しよう
視聴者の感情に訴えかけられる方法として、クラウドファンディングの主催者が出演するという方法があります。主催者がクラウドファンディングへの熱意や経緯などを説明することで、視聴者の感情を動かしやすくなります。
この際に知っておいてもらいたいことが、ストーリー性です。
ストーリーは人の心を動かす力があり、マーケティングでも重要視されています。このことは動画でも当てはまるため、上記でも触れたようなクラウドファンディングに至った経緯や将来像などを語ってみるのもおすすめです。
リターン内容を伝えることも大切
クラウドファンディングにおいて、リターンは欠かせない存在。
なかには、リターン内容が魅力的だから支援する方もいます。そのことを踏まえて、動画でもリターン内容を忘れずに伝えることにより、支援してもらいやすくなります。
動画制作はプロに任せたほうがいい?
動画を制作する際には、自分で作るかプロに任せるか悩むかもしれません。事実、近年では副業として動画制作を始める方がいる上に、スマホや
タブレットで気軽に魅力的な動画を作れるようになりました。
プロに任せることで費用がかかってしまいますが、質の高い動画を制作してくれます。初心者の場合は、質の高い動画を作るまでにどうしても時間がかかってしまいます。特にアニメーション動画といったものは、スキルがなければ制作できません。
一方で、自作するのもおすすめの方法です。一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、初心者でも制作できるようなソフトも登場しています。プロに任せるよりもコストを抑えることもできるため、予算が少ない方にも向いています。
クラウドファンディングを開催するなら動画も準備しておこう!
今回は、クラウドファンディングで動画を活用する利点や制作する上でのポイントなどを紹介しました。
クラウドファンディングは写真や文章だけではなく、動画も有効活用できます。そのため、これからクラウドファンディングを始めようと考えているのであれば、ぜひ動画を取り入れてみてはどうでしょうか。