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モーショングラフィックを採用するメリットとは?動画活用の事例と作り方をご紹介

モーショングラフィックを採用するメリットとは?動画活用の事例と作り方をご紹介

2021.05.27 2022.09.29

モーショングラフィックスとは?

SNS動画配信サイトで映像コンテンツを視聴したり、ゲームアプリで時間を使ったりする機会が多くなった昨今。気合いの入ったLPやポスターを作成したとしても、消費者が興味のないコンテンツに割く時間は少ないでしょう。

興味のないコンテンツに関心を抱かせるきっかけづくりになるのが、モーショングラフィックスです。
モーショングラフィックスとは、テキストやイラストなどにアニメーションや音を加えた動画です。モーショングラフィックスの作成には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

こちらではモーショングラフィックスのメリットと事例、作り方をご紹介いたします。

モーショングラフィックスのメリットと事例

短時間で情報を伝えられる

モーショングラフィックスは視聴者に訴えたい情報を短時間で伝えられます。
ポスターやWebサイトなど静止画メインの広告に比べてインパクトを与えやすいため、視聴者の印象に残りやすいです。また、動画内に商品説明を入れておくと視聴者が購入した未来を想像しやすく、安心感を与えられるでしょう。

参考事例として株式投資アプリ『STREAM』がアップロードしたWebCM動画
株式投資アプリ『STREAM』を導入するメリットを伝える動画です。最初は複数の新聞切り抜きを見せて、投資未経験者の声を代弁。悩みを解決するには本アプリを利用すると良いと促す構成になっており、アプリの機能やメリットを短時間で伝えています。

ブランディングができる

モーショングラフィックスは商品・サービスの紹介だけでなく、ブランディングなどにも使えます。
理由は紹介する商品・サービスの世界観に合わせたテキストやイラスト素材を作成してしまえば、イメージの統一ができるからです。実写やアニメーション作品に比べて、紹介する商品・サービスの世界観に合った動画を作成できるでしょう。

参考事例としてエイベックス・エンタテインメント株式会社がアップロードしたmoumoonのリリックビデオ。
リリックビデオは楽曲に連動して歌詞が映像に表示されるコンテンツです。参考事例の動画に使われた楽曲は、moumoonが制作したアルバム『It's Our Time』に収録された『cocoon』。歌詞のイメージに合わせてフォントや背景を設定し、視聴者に興味を持たせ続けるような構成になっています。
リリックビデオ:https://j-lyric.net/artist/a04c865/l03707b.html

制作コストが安くできる

モーショングラフィックスは動画の内容によりますが、商品やサービスに使われている素材をもとに制作できます。実写ではタレントやディレクター、カメラマンや照明などの裏方に支払う人件費が必要で、目安となる費用は下記の通りです。
 
1日あたりの人件費
プロデューサー・ディレクター 10~50万円
カメラマン 5~10万円
ライトマン 3~10万円
キャスト 10~20万円
エキストラ 1~3万円
スタイリスト・ヘアメイク 3~5万円

※比較bizまとめ参照

また、ストーリー性のあるアニメ動画を作成する場合は、最低でも制作費用が80万円必要になります。
対するモーショングラフィックスは30~50万円まで費用を抑えられます。紹介する商品やサービスに使われている素材を有効活用すると、さらに費用を抑えられるかもしれません。

参考事例として電撃オンラインがアップロードした第21回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作のスペシャルPV。
小説内の文章を映像に出しつつ、あらすじをナレーションで紹介。文章に合ったイラストや背景を使っており、小説の世界観を出しています。使われたナレーターは1人で作成したイラストは少ないため、制作コストを抑えた動画だと考えられます。

コンバージョン率が高くなる

コンバージョン率とは、コンテンツ経由で利用者が商品やサービスを購入、または問い合わせなどの行動に至った数値を指しています。動画の場合は視聴者が商品やサービスを購入、またはLPにアクセスや問い合わせをした場合に上昇するといえるでしょう。モーショングラフィックスは視聴者の購買意欲を刺激できるため、更なる売り上げアップを狙えます。

参考事例として電撃文庫がアップロードした『幼なじみが絶対に負けないラブコメ』のPV。
PVで紹介されている作品は1巻の発売が2019年6月8日で、動画の投稿日は2019年9月26日です。1巻の売れ行きが良くて重版を繰り返していた様子から、2巻以降の売り上げが期待されていた作品といえるでしょう。動画を見てもらうために大物・人気声優を採用し、更なる売り上げアップを狙った動画だと考えられます。

参考:https://ln-news.com/articles/101576

モーショングラフィックスの作り方

⓪動画作成の手段を選定

まずはモーショングラフィックスを作成するソフトやアプリの選定から始めましょう。
無料で使えるアプリやソフト、有料ソフトの3パターンをご紹介いたします。動画作成の手段を決めた後は、コンテンツの制作に移りましょう。

●Alight Motion(無料アプリ)
iOSとAndroidで提供されている編集アプリです。
基本的なモーションの作成機能が入っており、定期的にエフェクトの配信があります。アプリをインストールしたスマートフォン1つでモーショングラフィックスの作成ができます。

iOS版
Android版

●Blender(無料ソフト)
3DCGアニメーションの作成ができるオープンソースの無料ソフトです。「3Dモデル作成」や「アニメーション」など多くの機能が使えます。

Blender ダウンロードページ

●After Effects(有料ソフト)
Adobe社で開発された業界標準の編集ソフトです。After Effectsでは映像の色味やコントラストなどの映像加工、モーショングラフィックスの作成もできます。

After Effects

①目標と構成を明確にする

動画作成の手段を決めたところで、次にコンテンツの目標と構成を明確にします。
例えば自分が住んでいる街に観光客を呼びたいと考えたとしましょう。考えるべき内容は下記のようになります。

●目標と構成例
・目標:自分が住んでいる街に観光客を呼びたい
・伝えたいメッセージ:海の幸が美味しいので食べに来て欲しい
・街の強み:海産物が美味しい、綺麗な自然
・強みをどう伝えるか:漁の様子を見せる、海の幸を調理など
・動画の構成:漁の様子を見せてから海の幸を調理など


特に構成は、目標と伝えたいメッセージを固めた上で決めておくようにしましょう。また、複数のメッセージを表現しようとすると視聴者に伝わりづらいため、できるだけ絞るのも大切です。

②デザインと絵コンテを決める

目標と構成を明確にしたところで、次にデザインと絵コンテを決めます。
デザインは紹介する内容に合った世界観を設定しましょう。絵コンテは目標や構成に沿った表を作るようにします。デザインと絵コンテは編集作業における設計図となるので、できるだけしっかり作っておくと良いです。

③動画素材の作成・収集と映像編集

デザインと絵コンテまで決めたら、必要であれば動画素材を集めましょう。

実写素材が必要であれば外に出掛けて映像収集。アニメーション素材が必要であれば、制作スタジオとアニメーターを手配しなければなりません。外注する素材は事前に手配し、映像編集の予定までに準備ができていると制作はスムーズに進みます。

動画素材が集まれば、次は映像編集です。最初は映像をつなぎ、一通り動画が完成した後に音や効果を入れていきます。全ての動画素材を入れたら音量や色調を調整し、終われば映像を出力して終了です。

まとめ

モーショングラフィックスのメリットと事例、作り方をご紹介しました。

モーショングラフィックスは制作コストの調整がしやすく、短時間で情報を伝えやすいコンテンツとして優秀です。しかし、作成前に伝えたいメッセージなどを明確に設定し、動画で表現できなければ意味はありません。作成する場合は目標や動画構成をしっかり決めてから制作するようにしましょう。

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