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総務省の調査報告から紐解くスマホでの動画視聴の実態

総務省の調査報告から紐解くスマホでの動画視聴の実態

総務省の調査報告から紐解くスマホでの動画視聴の実態
自分と年齢や性別が異なる人たちが、スマホでどんな動画サービスをどれくらいの時間視聴しているかあなたはご存知でしょうか?
「〇〇が流行っているらしい」のような情報を耳にすることはあれど、それぞれの年代の動画を取り巻く環境の変化を追いかけ続けることは困難ですよね。

とはいえ、WEB担当者としてさまざまな年齢や性別のユーザーの動画視聴状況は知っておかなければなりません。

そこでこの記事では、総務省の情報通信政策研究所が公開している『情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書』を参照して、スマホでの動画視聴の実態を紐解いていきます。

なお、現在公開されている最新の調査報告書は、令和元年度の調査をもとに作成されたものです。
この調査実施後に起きた爆発的な感染症の流行やそれに伴う生活様式の変化を加味すると、実際の数値はいくらか変わっているでしょう。その点は、あらかじめご了承ください。

3つの視点から見るスマホでの動画視聴の実態

まずはじめに、調査報告書の中からスマホユーザーの動画視聴の実態がよく分かるトピックスを3つご紹介します。すでに知っているつもりのことでも、あらためて数字で見ると発見があるはずです。

性別や年齢にかかわらず動画の視聴時間は年々長くなっている

はじめに、ユーザーは実際のところどれくらい動画の視聴しているのか見ていきましょう。

引用:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

この表は、インターネットの用途ごとの平均利用時間をまとめたものです。オレンジ色の棒グラフが分単位で動画投稿・共有サービスの視聴時間を表しています。

全年代を平均すると、平日は25.9分、休日は37.2分もの時間が動画の視聴に充てられています。
調査開始の2013年度は、スマホでの動画の視聴に充てられる時間が平均してわずか5.4分だったことを考慮すると、スマホで動画を視聴することがいかに深く浸透しているかが分かります。

また、10代の動画の利用時間は非常に特徴的です。平日休日ともに動画視聴時間がSNSに充てられる時間よりも長いのは、他の年代には見られない特徴です。

具体的にどれだけの時間がスマホでの動画視聴に充てられているのかをこうして見てみると、多くの企業がこぞって動画広告を打っていることにも納得できるでしょう。

ゴールデンタイム時には10人に1人が「ながらスマホ」をしてる

以下の表は、平日にテレビを視聴しているときにどれだけの人が並行してスマホを利用しているかを調査した結果をまとめたものです。

引用:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要

ゴールデンタイムと呼ばれる20時台から21時台にかけて、およそ10人に1人が「ながらスマホ」をしていることが分かります。
この調査はあくまでテレビを視聴しているときのながらスマホを対象にしたものですので、スマホ利用時に並行して何かを行う人はもっといると簡単に推測できます。

ユーザーが常に集中してコンテンツを消費しているわけではないという事実は、やはり強く意識しなければならないでしょう。
ながらスマホをしているユーザーの意識を引くフックを作ったり、画面を見ていなくても音声だけでもメッセージが伝わるようにしたり、そうした工夫が求められます。

TikTokは10代からの圧倒的な支持を集めている

主要なSNSごとの利用率を調査した結果の中で、ひときわ目を引くのはTikTokの利用率です。
10代から60代までの男女各1,500人を対象に利用率を計測したところ、全体では利用率12.5%と38.7%のTwitterや27.8%のInstagramと比べると大きく劣っています。

しかし、10代だけに限定して利用率を見てみると、半数近くもの回答者がTikTokを利用していると回答しています。
TikTok発のトレンドがYouTubeに逆輸入されることも珍しくなくなったように、TikTokが持つ10代への影響力がとても大きいことを理解していただけると思います。

ティーンエージャーをターゲットにした施策を打つ際には、広告媒体としてTikTokを検討することは避けては通れないでしょう。

主要SNSごとの利用率とチェックポイント


引用:令和元年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書概要
上記は、SNSの利用率を年代別と性別ごとに調査した結果です。
この中から、動画広告を出稿するときに候補として挙がるであろうSNSについて、その利用実態と注目すべきポイントを解説していきます。

YouTube

インターネットの動画メディアの王者YouTubeは、圧倒的な利用率を記録しています。
中でも、10代の利用率はLINEとほぼ変わらない値にあり、LINEとYouTubeがスマホの標準装備になっていることがよく分かります。

50代以上のユーザーの利用率に注目すると、TwitterFacebookの数倍利用率が高いことに驚かざるを得ません。「TwitterなどのSNSは使わないけどYouTubeは利用する」という層がとても厚いことを示しています。

これほどまでに利用率が高いと、今後は購買力の高い50代以上をターゲットとしたYouTube広告がますます増えることは必然でしょう。

参考リンク:YouTubeの動画活用するメリット・効果について〜動画活用メリットを紹介〜

Instagram

Instagramは、LINEとTwitterに続き全年代平均37.8%の利用率を記録しました。

10代と20代の利用率が高いことはもちろんですが、40代と50代の利用率がいずれも30%を超えていることも興味深い結果ではないでしょうか。
Instagramが”若者の間で流行っているアプリ”だったのはすでに過去。今やLINEやTwitterと同じように幅広い年代のユーザーのインフラになっていることは明らかです。

また、男女での利用率の差が顕著であることもInstagramの特徴です。
男性の利用率が31.9%であるのに対して、女性の利用率は43.8%と10%以上の差が生じています。

参考リンク:【Instagram】動画活用の効果とポイント|参考にしたい企業事例もご紹介

Twitter

Twitterは、全年代平均38.7%でLINEに次いで利用されています。
実に3人に1人が利用しているように、依然として有力な広告出稿先だといえるでしょう。

年代別の利用率を見ていくと、Instagramと同様に10代と20代とでほぼ変わらない利用率を記録しています。
Twitterが日本語に対応したのは2008年とずいぶんと昔ですので、これほどまでに10代のユーザーが利用していることは少々意外だったのではないでしょうか。

また、性別ごとの利用率の差に着目すると、男性が41.8%、女性が35.4%とInstagramとは男女差が逆転しています。
この結果だけを見て「男性向けの施策はTwitterで、女性向けの施策はInstagramでやるべき」と結論づけるべきではありませんが、こういった傾向があることは知っておいて損はないでしょう。

参考リンク:企業のTwitter動画活用における効果・メリットについて詳しく解説!

外部調査データを参考にした施策の立案・見直しも大切

この記事で参照した総務省の調査報告書は、2013年度から毎年公開されています。
ユーザーへの直接的なヒアリングだけでなく、こうした外部の調査データも合わせて参考にして、より多角的な視点から施策の立案や見直しに取り組んでみてはいかがでしょうか。

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