営業ツールとして期待される動画
直感的に分かりやすく伝えられる動画は、
営業ツール として用いることで大きな効果が期待できます。
商談 時クライアントに見てもらい、商品の理解促進を図ったり、WEB上で公開し集客を狙ったり、使い方は様々。
この記事では、営業ツールとして動画を活用するメリットや、活用事例、制作時のポイントについてご紹介します。
動画を活用するメリット
営業用の動画は、商品・サービスの導入を促す際に有効なだけでなく、導入後のアフターケアや、営業担当者の
社内教育ツール としても活用できるのです。ここからは、動画を活用するメリットについて6つご紹介します。
誰でも同質の情報を届けられる
パワーポイントや紙のパンフレットなどの資料を用いた場合、営業担当者のトークを通してクライアントに説明する必要があります。営業担当者のトークスキルや営業力は人それぞれ。要点を分かりやすく伝えられる人は実績が高く、うまく説明できない人は売上がなかなかあがらないといったこともあるでしょう。
そこで、営業用の動画を活用することで、それぞれの能力に左右されず、確実に同じ情報を相手に届けることができます。人の営業レベルに依存することがなくなり、契約数の偏りをなくしていくツールとなるでしょう。
短時間で分かりやすく伝えられる
動画は、視覚と聴覚に訴えるため、静止画よりも圧倒的に多くの情報を届けることができます。映像を通して表現することで、相手は直感的にイメージしやすくなるのです。営業担当者としては、余計な説明の時間を短縮でき、営業活動の効率化に繋がるでしょう。
また、文字を読むだけよりも、視覚と聴覚の両方を使って情報を取り入れた方が記憶に定着しやすいと言われています。動画を視聴してもらうことで、より覚えてもらいやすくなる効果も期待できるのです。
商談の時間を有効活用できる
商談 時、商品やサービスなど基本情報の説明で多くの時間を費やしてしまうのは、非常にもったいないことです。基本的な情報は動画を用いて短時間で伝えることで、クライアントと対面している時間を有効活用しましょう。ヒアリングや対話、相手のニーズに応じた付加情報の提供に十分な時間を充てることが重要です。
こういった個別の対応に時間をかければ、クライアントの課題や必要としているサービスをより具体的に知ることができ、信頼関係の構築にも繋がります。
商談以外の場でも活用できる
営業ツール としての動画は、自社サイトや
YouTube 、
SNS などで公開することで、営業担当者が直接対面していない潜在顧客に対してアピールできます。動画という形で企業や商品の価値を伝え、営業機会が大きく広がる可能性があるのです。
また、動画は一度商談をしたクライアントにも効果的。商談時の相手が決裁者ではなかった場合、社内に持ち帰り、上司(決裁者)に対して稟議にかける必要があります。その際、営業用の動画を共有してもらうことで、情報を正確に伝えることができ、上司からの承認も下りやすくなるでしょう。
教育ツールとしての役割がある
営業担当者全員が、商品の強みや特徴、アピールポイントに関して共通認識を持っているとは限りません。人によっては、すべてを理解しきれていない場合もあるでしょう。営業用の動画は、このような営業担当者による認識のばらつきを埋める効果もあります。
自社として絶対にアピールしてほしい部分を動画に入れ込み、訴求することで、社員自身が「自社商品ってこんな良いところがあったんだ」と気づくきっかけになるのです。
お客様へのアフターケアに最適
動画で商品やサービスの使い方について解説したり、よくある質問を紹介したりすることで、お客様サポートの役割を担います。文章で記載されている
マニュアル は読み込むのに時間がかかり、理解しづらい場合もあるでしょう。
映像で説明することで、分かりやすくなり、お客様満足度の向上に繋がります。また、企業側もお客様からの問い合わせに対応していた時間を動画によって削減することができるため、
業務効率化 になるのです。
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営業ツールで動画を活用する際の注意点
動画を
営業ツール として使用をすれば、成約につながるわけではありません。
使用する際にはいくつか注意すべきポイントがあります。
動画を営業ツールとして活用する際は、以下の4つのポイントに注意をしましょう。
使用用途を明確にする
動画を制作しても、活用する方法を社内で明確にしておかなければ、営業ツールとして使用されずに終わってしまうこともあります。
使用用途を曖昧にした状態で動画を制作すると、ターゲットに伝えたい情報にブレが生じてしまい、何を伝えたい動画なのか方向性がわからない可能性があります。
「営業ツールとして動画を制作する」のではなく、どのような場面で動画を使用し、営業ツールとして動画を活用するのか社内で明確に使用用途を決めて制作をおこないましょう。
ターゲット別に動画のポイントを変える
BtoC向けの営業とBtoB向けの営業では、訴求すべきポイントも異なり、ターゲットに合わせた動画制作が重要です。
BtoC向けに制作する動画では、企業として商品・サービスを利用するとどのようなメリットがあるのか、メリットを強くアピールする必要があります。
一方、ユーザーに商品・サービスを訴えるためには、商品の魅力を具体的に説明するのではなく、「割引」や「キャンペーン」など、購入を後押しする情報を追加して発信するように心がけましょう。
動画は5分以内で分かりやすく
営業の動画ツールは、あくまで営業を支援するツールです。
伝えたい情報を多く反映し、訴えることも重要ですが、動画でプレゼンしたあとに、営業担当が補足情報を反映することで契約の後押しをすることができます。
大切なことは、長すぎる動画ではなく端的に情報を伝えることです。
短い動画の中で分かりやすい内容を意識して動画を制作するように心がけましょう。
動画の目安を5分程度とあらかじめ決めておくと、どのような情報を反映するのかあらかじめ検討することが可能になります。
動画制作で重要なことは分かりやすさ
営業ツールとしての動画は、視聴者が普段からみるようなカッコいい見栄えではなく、商品の特徴や利便性などメリットを分かりやすく解説している動画です。
映像編集にこだわる際には、「かっこよさ」や「インパクト」ではなく、「分かりやすさ」を特に意識して作るように心がけましょう。
客観的に分かりやすい動画になっているかどうかは、営業担当だけでは気づかない可能性もあります。動画制作をした際には、必ず他の部署の担当者にも動画を確認してもらい客観的に評価してもらうようにしてください。
営業ツールとしての動画作成費用
営業ツール として動画を使用したい時、作成を外注すると費用はいくら位になるのでしょうか。この項では、動画作成を企業に依頼した場合の平均的な相場をご紹介します。
実写動画
実写動画の場合の平均的な相場は以下の通りです。
動画の内容
作成費用
インタビュー
5万円から10万円位
イベントやセミナーの撮影
15万円~20万円位から
規模によっては50万円位になる場合もある
企業紹介
50万円から80万円位
もちろん、依頼する企業との交渉によって金額は変動しますが、おおむねこのような金額が平均的です。動画の内容や撮影の規模によっては、さらに費用がかかる場合もあります。
企業に依頼するとなると、気軽に数万円で作成というわけにはいかないようです。ちなみに企業ではなく、個人に依頼するとなると費用の面では安く済ませることができます。
アニメーション動画
続いて、アニメーション動画の場合の平均的な相場をご紹介します。
動画の内容
アニメーションの構成
作成費用
商品紹介
スライドショー
10万円から30万円位
複雑な動きがあるサービス紹介
モーショングラフィックス
40万円位から
内容によっては200万円位になる場合もある
セールス動画
ホワイトボードアニメーション
50万円から100万円位
最近、ミュージックビデオ等でもアニメーションを使ったものがあるので、営業の場で使用すれば若い方には喜ばれるかもしれません。
アニメーション動画を作成する場合には、動きを付けたりエフェクトを付けるなどの加工がなされる編集になるほど、高額になる傾向があります。また、映像に加えて音声をプロの声優に依頼する場合には、さらに費用がかかります。
動画の活用方法
このように様々なメリットのある
営業ツール としての動画ですが、主に5つの種類に分類されます。それぞれ事例をあげながら特徴を説明しますので、目的や利用したい場面に合わせた動画を制作してください。
商品・サービス説明動画
言葉だけでは理解しにくい無形商材でも、動画を用いることで、分かりやすく表現できます。
こちらは、給与即日払いサービス「Payme」の紹介動画です。
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冒頭に「単身世帯の2人に1人が貯蓄ゼロ」というインパクトのある情報を伝え、視聴者の興味をひいています。そこから、ターゲットが抱えているであろう悩みをとりあげて共感を得つつ、同サービスを利用することでその悩みが解決することを伝えています。サービスのメリットを可愛いアニメーションを用いて分かりやすく表現し、1分程度の短い動画でまとめているのもポイントです。
デモ動画
実際に利用している様子を見せられる、デモンストレーション動画。視聴者に、商品の利用場面を具体的にイメージしてもらうことができます。
NTTコミュニケーションズでは、オンラインワークスペース「NeWork™」のデモ動画を公開しています。 同サービスを使うことで解決できる悩みや課題を紹介し、利用するメリットを訴求しています。具体的な機能の説明は、デモンストレーションを通して解説。重要箇所に
テロップ を入れたり、アニメーションを用いたりすることで、理解しやすく、視聴者を飽きさせない演出となっています。
ウェビナー動画
セミナーの様子をオンラインで配信するウェビナー動画は、知識量や専門性の高さをアピールするのに最適なコンテンツです。
こちらは、不動産会社 株式会社ライフィットによるセミナー動画です。
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不動産コンサルタントととしても活躍する同社の社長が、不動産経営者に向けて、不動産の管理方法や活用法などについてアドバイスをしています。
このようなウェビナー動画は、比較的長尺の動画であるため、商談中ではなく、WEB上にアップして集客として利用したり、商談後のフォローに活用したりするなどの活用方法がいいでしょう。
コロナウイルス感染拡大の影響で、リアルのセミナーが開催しづらくなったことより、WEB公開用にセミナー動画を撮影する企業も増えてきました。NTTビジネスアソシエ株式会社では、経理
業務効率化 に関するセミナー動画を公開しています。
VIDEO
WEB公開用に撮影することで、音や映像が鮮明になります。また、リアルのセミナーでは講演時間が1時間など長い傾向にありますが、WEB公開を目的とした場合、視聴者がサクッと見られる短時間の動画に収めるなど、ニーズに合わせた調整ができることもメリットです。
マニュアル動画
商品・サービス導入後の具体的な使い方を紹介するのが
マニュアル動画 。導入前にクライアントが閲覧することで、使用感をイメージできるだけでなく、導入後のサポートに対する安心感も生まれます。そのため、購入時の意思決定を後押しすることにも効果的です。
Canonでは、プロジェクターのフィルター交換方法を動画で解説しています。
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分かりやすく
テロップ を用いて解説し、1動画1つの内容のみを伝える簡潔さもポイント。ユーザーが困ったときに、見たい動画を探しやすくなります。このように躓きやすいポイントや問い合わせの多い内容を動画にすることで、アフターケアとしても活用できるのです。
お客様の声動画
企業自ら商品をアピールするのではなく、
お客様の声 のような第三者の意見を入れることで、視聴者に安心感・信頼感を醸成できます。しかし、テキストで掲載した
お客様の声 は「本当にお客様が話した内容なのか?」と疑われてしまうケースも。インタビュー映像として話者を映すことで、説得力を持って訴えることができるのです。
こちらの動画では、Googleが運営する広告出稿サービス 「Google Adwords」を導入した企業の感想を紹介しています。
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各企業が導入前の考え方や課題について話しつつ、導入後の変化を説明しています。生の声によって、同様の思いを持った視聴者の共感を得つつ、説得力のあるアピールができているでしょう。
会社紹介動画
会社紹介動画は営業の場面にも大変役立ちます。トークで惹きつけられるほど、営業マンのスキルがあれば別ですが、全員がそうなれるわけではありません。その点、動画を活用すれば、全員が均一に情報を伝えることができます。動画を使ってする会社紹介は、商談の最初のきっかけづくりをするのに最適です。
「リクルート」の会社紹介動画は、会社のビジョンである「Follow Your Heart」をコンセプトにした動画です。何気ない日常を撮影した動画なのですが、臨場感あふれる映像に最初から最後まで見入ってしまうほど素敵な仕上がりになっています。
サービスの紹介などもないのですが、どんな会社なのかもっと知りたいと興味をもってもらえる動画になっています。
営業シーン別動画活用例
動画ツールは営業の場面でも大変役に立ちます。この項では、商談における動画の活用事例を、そのフェーズごとにご紹介していきます。
【動画活用例】商談前
商談をする前にまずは、自社商品に興味を持ってもらったり、会社の事を知ってもらう必要があります。対面で商談前のニーズ喚起が出来るのであれば、最初から
商品PR をするのではなく、アイスブレイクの意味を込めて会社案内動画などを活用すると良いでしょう。
まだ興味を持っていない初回の段階では、動画作成のポイントにもあったように動画の時間が長くなり過ぎないように注意しましょう。
冒頭からすぐ
商品PR ではなく、まずは興味を持ってもらえる内容から始め、商品に関する話に移行します。商談前には特に、興味関心を持たせることを重視しますが、そのために動画ツールは大変役に立ちます。
【動画活用例】商談中
さらに興味関心を引き出すためには、商品を使ってみたお客様の肉声を撮った動画があると効果的です。文章で使用感や感想をアピールしても、現実味が伝わりづらいことがあります。
実在する人が、直接語っている映像はインパクトがあります。十分興味を持っていることがわかったら、商品・サービス説明の動画を使用します。商品の仕組みやサービス内容などが分れば、商品が欲しいという想いを引き出すことができるでしょう。
デモンストレーション動画があれば、実際に使っている気分になれるので、より購買意欲を高めることが出来ます。商談中は、あたかも商品を自分が使っていて、それによって問題解決ができるということを十分に感じてもらうことが重要です。
【動画活用例】商談後
商談後には、商談中に使った動画をメール等で共有しておくと、商談の内容を振り返ることができて良いでしょう。また、先方が会社に持ち帰り決裁権のある人(上司など)に確認をとる際にも、商談で使った動画があれば情報が伝わりやすいので便利です。
その場で即決しなかった場合に、追客するためメールマガジンを発信したりする場合にも、動画を活用することができます。
また、商談の中では伝えきれなかったことを補足として送信するのも良いでしょう。ただ文章だけのものよりも、動画の方がとっつきやすいと感じてもらえるかもしれません。
【動画活用例】契約後
契約後は、商品の使用マニュアルやよくある質問などをまとめた動画が活用できます。特に営業マンはどうしても、基本的には新規の契約をとることが重要になります。そのため、契約後の顧客フォローには、あまり多くの時間をかけることが難しくなります。
そんな時に、使用マニュアルや質問集を動画にして共有することにより、営業マンの時間を効率化することができます。またこれはお客様にとっても、自分が知りたいタイミングで疑問が解決したり使い方がわかるのでメリットとなります。
営業ツールとしての動画はこんな活用方法も!
営業ツール として動画を活用する際には、次の4つの使用方法があります。動画の活用方法が定まらない方は、以下のアプローチも検討してください。
メールマガジン・営業メール
メールマガジンや営業メールに、動画を添付して商品の魅力を紹介します。
テキストだけでは伝わらない情報を動画化することで、より多くのメリットや魅力をユーザーに発信することが可能です。
動画をそのまま添付して送ると、視聴者の中には動画を閲覧できない可能性があるため、YouTubeやVimeoなどを利用して発信する方法をおすすめします。
ただURLを貼り付けるのではなく、本編のスクリーンショットを貼り付け、受け取ったユーザーが見たいと感じる仕掛けを検討することが重要です。
SNSへの動画投稿
新商品の情報を発信する際には、SNSへの動画投稿もおすすめです。SNSへ投稿する際には、プラットフォームに合わせた動画を制作しましょう。
動画をただ投稿しても拡散されない可能性もあります。特に注意が必要なコンテンツは、宣伝感が強い動画です。
商品紹介を押し出すのではなく、ハッシュタグや、SNSのトレンドを取り入れたバラエティ性のある動画を制作してください。
動画広告への掲載
動画広告は低コストで動画を拡散させたい企業様にはおすすめのアプローチです。
掲載することで、特定のターゲットに商品・サービスの魅力を伝えることが可能になります。動画広告は発信先を細かく設定することができるので、ターゲット層に響くコンテンツを制作しましょう。
動画を最後まで視聴されない可能性もあるため、冒頭部分の構成を特に意識をして制作することをおすすめします。
ウェビナー動画
専門性の高い商品やサービスを扱う企業であれば、ウェビナーで動画を活用することで、商品・サービスの魅力をより具体的に発信することができます。
動画を再生したあとに、営業担当による商品・サービスの魅力を補足説明することで、より多くのメリットを伝えることができます。
ウェビナーの内容と動画の内容をリンクさせることで、情報の重複を省き効率の良い訴求が可能になります。動画を制作する際には、セミナー担当者と打ち合わせをすることをおすすめします。
リアルな展示会・セミナー
展示会やセミナーにも動画が活用できます。例えばコロナ禍では、多くの人が一同に集まるような展示会やセミナーを開催することは困難でした。ですが、動画であれば好きな時に好きな場所で、他人を気にせずにみることができます。
展示会で使用するなら、普段はみられないような展示の裏側や、展示を見る上でのポイントやみどころを解説することによって、実際に見に行く以上の満足感を演出することもできるでしょう。実際には間近で見られない展示も、動画であればアップでみることも可能です。
セミナーを動画にすれば、リアルでは説明を聞き逃してしまったり、分かりにくかった箇所があっても戻せないところを、巻き戻して見直すことも可能です。
さらにその後も何回でも視聴することができます。動画を活用すれば、リアルで展示会やセミナーを見るのとは違ったメリットもあるのです。
動画制作時のポイント
どのような動画内容であっても、制作する際気をつけるべきポイントがあります。プロモーションとして効果的な動画をつくるために、以下の4つの事項を確認してください。
動画の目的を明確にする
まず、動画で誰にどのような内容を伝えたいのか考えましょう。商品紹介なのか、商品の使い方なのか、それによって撮影する映像や訴求方法が変わってきます。
また、訴求したい内容が明確になっていないと、情報を詰め込みすぎて魅力が伝わらない動画になってしまう危険があるでしょう。内容を盛り込みすぎず、良質な情報だけを簡潔に伝えられる動画を目指してください。
要点を押さえてコンパクトにまとめる
長い動画は、視聴者の集中力を落とし、魅力を伝えられない可能性があります。動画内容によって、目安となる動画の長さは異なりますが、なるべく短くまとめることがおすすめです。
商談中に見せるような紹介動画の場合は、1分程度にしたほうがいいでしょう。動画で要点だけを伝えたあとに、営業担当者が各クライアントに合わせた補足説明をおこなうのが得策です。
分かりやすさを重視する
商品の魅力・メリット・使い方を分かりやすくシンプルに伝えられる方法を考えましょう。オシャレな映像やハイクオリティの動画を作ることに注力するのはNG。商品を綺麗に写し、重要な部分は
テロップ で補うなど、良さを理解してもらいやすい動画になるよう、心がけましょう。
「機能紹介」よりも「課題解決」
「こんなことができます」と商品の機能や強みの押し売りには要注意。視聴者に寄り添った訴求方法をしなければ、逆効果となってしまいます。相手がどんな悩みを抱えていて、どうしたいのかをユーザー目線で考えましょう。そして、自社の商品やサービスを利用することでどのような変化が表れるのか、明確にアピールすることが重要です。
営業ツールとしての動画を内製化で作成する
営業に活用する動画は、自社で内製することもできます。営業に動画を取り入れていると、お客様の反応によって動画を変えていきたいとか、もっとこのような動画があれば営業が上手くいきそうといったアイディアが次々とでてくるようになるでしょう。
そんな時に、自社で動画を作ることができれば、変化に素早く対応できてビジネスチャンスを逃しません。動画を作成できるようになれば、自社にノウハウがたまっていき、さらなる新しいビジネスにつなげられるかもしれません。
動画を内製化することのデメリットの一つとして「内製化のハードルが高い」と思うかもしれません。確かにそういった面もありますが、決して内製化できないというわけではありません。
近年は、動画制作の内製化をサポートしてくれる企業もあります。また、簡単に動画制作ができるツールも増えてきているので、活用していくことをおすすめします。動画の内製は外注に比べ、大きくコストを下げることができるのも魅力です。
まとめ
この記事では、営業ツールとして動画を活用するメリットや活用方法、動画制作時のポイントについてご紹介しました。動画は、クライアントと営業担当者、双方にとって便利なツールです。動画のメリットを十分に活かせるよう、企業の事例やポイントを踏まえて制作してみてください。
「企業事例を見ても、自社の場合、どんな動画をつくるべきか分からない」「商品の魅力を十分に伝えられる映像が撮れない」などの悩みを抱えている場合は、動画制作会社に依頼するのもおすすめです。効果的な訴求方法を提案してもらい、営業ツールとして効果的な動画を制作できるでしょう。